自己紹介

Science

はじめまして。
私は、九州工業大学の学生プロジェクトの一つで、天文について探求している『AstroKIT』という団体に所属しています。
AstroKITでは、掩蔽(えんぺい)観測や1U衛星のミッション検討、温度制御機能付き鏡筒ヒーターの製作、シーイング測定装置DIMMの開発、屋上望遠鏡の改修など多岐にわたる探究テーマで各々活動しています。
その中で、私は掩蔽(えんぺい)観測、温度制御機能付き鏡筒ヒーターの製作を主に担当しています。

掩蔽(えんぺい)観測について

天体Aの前を天体Bが横切るとき、天体Aが覆い隠されることを掩蔽と呼びます。
身近な例では日食が挙げられます。日食では、太陽(A)の前を月(B)が横切るとき、太陽が覆い隠されます。さらにその時の軌道次第で皆既日食だったり、金環日食だったり、部分日食だったりします。
私は主に、小惑星による恒星の掩蔽観測を行っています。
恒星(対象星)は彼方にあるので地球に届く光は平行光とみなせます。小惑星が恒星の前を横切ると、星の光が遮られて、小惑星と同じ大きさの影が地球上の細い帯状の地域に投影されます。
掩蔽観測ではこの遮られる時間(影)を計測することで小惑星の大きさを算出します。
また、1地点では1次元(線)の情報しか得られませんが、多地点で観測することにより、まるでスキャンするように小惑星の形を推定することができます。
掩蔽観測では小惑星の大きさを数百メートル程度の誤差で観測することも可能です。
掩蔽観測は人が多ければ多いほどいいので、この記事を読んで興味を持たれた方はぜひ掩蔽観測してみませんか?

温度制御機能付き鏡筒ヒーターについて

夜中に屋外で観測するときに大敵となるのが結露です。主鏡に結露すると像が映らず観測ができません。さらに、放置しておくとカビがはえることもあります。
これまではドライヤーで主鏡に風を送り結露対策してきましたが、対象星の高度が高いと腕を伸ばしても大変です。他にも電熱線を鏡筒に巻き付け、電池を取り付けて簡易的なヒーターを作ったこともありましたが、出力の調整ができないため不便でした。
そこで、単に温めるだけでなく、温度センサーを用いて結露しないギリギリの温度を自動で保つ機能付きの鏡筒ヒーターを作ることにしました。これにより、像のゆらぎを抑えることができ、省電力にもなります。

今回はこのくらいにします。掩蔽観測楽しいのでぜひ!

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